世界が変わる、という実感

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@namonakigakkouさんが呟いていらしたことが

どんぴしゃりで、それを紹介したく。

『自分の常識外の出来事が起きた時、

それは自分の常識を広げるチャンス。』

常識、を、価値観、とも置き換えられると

私個人は思う。

『多くの親御さんは、自分の子どもが

不登校になったことによって

学校教育について、日本の常識について

考えるようになったはず。』

まさに。

学校に行くのが当たり前、と育ったし

それに対して何の違和感も感じず

むしろ「なぜ学校に行けないの?」と

行きたくないと泣いている子どもを責めたこともある。

それが続くと

果たして私は何をやっているのか?と思うようになった。

▪️泣いている子ども<学校に行って当たり前?

(常識、と思われていること)

▪️泣いている子ども>学校に行って当たり前?

(非常識???)

▪️泣いてでも行かないといけない学校教育って何?

 

間違いなく、私の中で

【常識】と【非常識】の間で、せめぎ合いがあったし、

【自分が無意識に育んできた価値観】を否定するのは

【今まで自分がよしとして生きてきたことを否定する怖さ】があった。

 

でも、目の前の、自分の大切な子どもが

泣いて訴えているのを

見過ごすことは決してできない、と思った。

優先するのは

「子どもが笑顔で過ごしてくれること」

 

自分の中での、

常識・非常識への闘い=世間体への闘い、

学校の意味を考えまくる時間を経て、

私の世界は変わった。

嫌だと泣いて訴えてくれた娘のお蔭で

私の価値観は広がった。

 

一人一人の意味ある命。存在。

それが落とし込めた時

世界は明るくなった。

今までも明るいと思い込んでいたけど

もっと明るくなった。

それは胸を張って言えること。

 

 

 

 

 

 

声をかけられるようになる

娘は中2の4月から

特別支援クラスにも籍を置くようになった。

 

小学生の頃の娘のことを知っている同級生が

同じ中学校にいるので

自ずと

そのお母さん達も

娘が通級していることをご存知のよう。

 

それだからか

最近よく

『○○、虹色学級(特別支援クラスではなく、教室にいることが苦痛な子が、一旦来られるようなクラスのこと)にいたりするんだよね?』

とお声をかけられるようになった。

『はい!』

と言うと

思いがけず、そのお母さんから

お子さんの事を聞くことに。

『うちの子も虹色学級行くようになってさ。

ザワザワする音がダメみたい』

とか

『うちの子は教室には入れないけど、虹色学級には行けるって言うから』

とか。

 

そういう事を聞く度

私はそのお子さんたちが

ちゃんと自分の思いを親に話せて良かった!

親も理解を示して

何がお子さんにとって良いか、

何を優先させるか、というのを

先生たちと相談しての『今』があって

本当に良かった、本当に嬉しい

という気持ちになる。

 

きっと、初めは

「他の子たち(マジョリティ)」と違ううちの子は

大丈夫なんだろうか?

という不安が渦巻いておられたはず。

だけどね

大切な子どもが声を挙げてる。

目の前の我が子が、

マジョリティとは違う声を挙げてる。

何を信じますか?

ってことに尽きると思う。

そして

マジョリティと違うことは

恥ずかしいことでもなんでもない。

むしろ

自分の「人とは違う」ことを話すのは

子どもだって勇気がいったはずだけど

それを言えた、ってことが

とても誇らしく素晴らしいんですよ👏

 

我慢して我慢して

自分の気持ちに蓋をして

自分の気持ちが分からなくなってしまった子が

突然

爆発することがあるという。

そりゃそうでしょう、

子どもの気持ちより

親の「エゴ」や「見栄」や「社会的地位」が

優先されて

子どもの気持ちとろくに向き合わず

甘えてないで根性見せろ、って言われたら

爆発するよ。

子どもには、子どもの人生がある。

親は、子どもの人生を生きられないんだから

そっと見守り

必要な時に必要なサポートができるようにさえ

していたらいいんじゃないかと思う。

何より、己の子どもを信じること。

それで大丈夫😊

 

しかしながら

仲間の存在は

心強く頼もしいもの🎶

声をかけられるのは非常に嬉しくありがたい🙏

 

#発達障がいは病気じゃなくて特質

#一生付き合っていくもの

#超特別な個性

#子どもを信じる

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娘の大好きなもの

ちょっとヘビーな内容が続いたので反省。

気落ちさせてしまった方もいたかも…

ごめんなさい(/. .\)

 

ここからは、ちょっと明るい方向に向かっていくかなꉂ(ˊᗜˋ*)

 

母親として必死だったので

「娘に笑顔を取り戻すには?」と…

ストレスから解放されて

あるがままの娘としていられる場所をつくろうと

英語の教室(ラボパーティ)を開いたり(現在はやっておらず)。

温かい人たちとの交流もあり、娘は元気を取り戻していたように見えた。

けれど。

娘自身が、

娘ならではで居られる「居場所」を

見つけるきっかけとなったのは

『劇団員募集』のチラシだった。

学校からの配布物として持ち帰ったチラシを

私が見ていて、良さそうだと思い勧めてみた。

いろいろあって心が病み気味だった娘は

一先ず母親の言う通りに動いたようでꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

説明会に一緒に行った。

説明会に行ったら、入団しないといけないと

思っていたらしくꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

ノリ、で「入る」と言ったようだ。

そしてそれが

大正解、につながった。

いやはや、

何がきっかけとなるか分からない笑

現在中2だが、劇団のリーダーズの一員として

年下の子たちの面倒を見たり

挨拶を率先して行うなど

いろんな経験をさせてもらっている。

そしてそんな娘は

親の私が言うのもなんだが、輝いている。

好きなことの中で

どんな苦労も乗り越えようとする姿を見る度

私は「娘が持っている力」に脱帽する。

そして思う。

これでいい、大丈夫!と。

 

精神科医の本田秀夫先生曰く

「得意な領域を伸ばすことによって本人の自己肯定感を高めることこそが、最も必要な支援である」と。

 

ADHDアスペルガーの特質ありと

診断がおりた時、

私は驚かなかった。

分かってよかったと思った。

本田秀夫先生曰く

「苦手な領域の訓練に比重をかけ過ぎることが

二次的な問題が発生するリスクを高める」と。

だから、そんな事をする前に分かって

ただただ良かったと。

自分の娘の得意なことを探そうと思った。

娘は「劇団活動」が大好きで

歌を歌うことが大好きで

踊ることが大好きで

劇団の仲間が大好きなのだ。

劇団さまさまなので

私は劇団に恩返しならぬ

恩送りをするため奔走中。

 

#浦添ゆいゆいキッズシアター

#感謝

#特質であって病気じゃない

 

 

学校嫌だ…

忘れもしない4年生の2学期入ってすぐの時。

「学校行きたくない」

娘の告白は、私の感情を大いにゆさぶった。

何で急に?!

まさかの不登校?!

周りの視線…

私の育て方?

 

最初こそ

気分転換になるならと

休んでいいよ、何する?と聞いて

アイススケート」と言うので連れて行ってみた。

すると

全くもって元気にスケートを楽しんでいたから

あー、これで大丈夫、明日は行ける!

と思っていたら翌日もダメ。

その次の日もダメ。

あれ?!

リフレッシュできたんじゃないの?

有給足りるか?

会社、大丈夫か?

私は自分の不安さから

嫌がる娘の手を繋いで一緒に学校に行くことで

娘の不安を和らげると思い込もうとした。

これを数回やった。

でも泣いて訴える娘。

段々何かがおかしいと思い始めた。

 

ただ、なぜ急に学校嫌って言い出したんだろう?

信頼してた先生に

「お母さん、〇〇さん笑顔が減ってきたね」と

4年生にあがった時に言われたことを思い出した。

思い当たるのは、主人の怒り方 だ。

頭ごなしに、娘の言い分を聞く前に

決めつけて怒鳴る。

そして、私の中で確証はなかったけど

もしかしたら娘の持つ特質のことで

嫌な思いをしたのでは?と。

だから余計に、特質のことは

理解を示してもらいたい、協力してやってほしい

という思いが強かったかも。

 

でもつい先日娘がサラッと言った:

小4の時

急に『〇〇を無視しようって誰ソレと誰ソレが言ってたよ』って教えてきた子がいた。

それがショックだったから泣いた。

そしたらみんな謝ってくれたけど

もう行きたくないって思った。

(小4時の話。娘現在中2)

 

はー?!

初耳なんですけど?!

でも

イジメみたいなのを受けて

「私虐められてる」と

親には言えんよね…

私もそうだっだし。

ごめんね、娘…辛かったね…

 

でも

吐き出してくれて良かった。

変な「しこり」となって残って

辛い思いをし続けるよりかは。。。

 

この小4事件時はまだ

心療内科にはかかっていなかった。

ただ、

天真爛漫で

いつも明るく笑ってた子が

学校嫌だと泣いて訴え

余程のことがあるのかも、と思い始めていた。

そして数ヶ月ほどしてようやく私は

「学校に行かなくてはいけないマインド」から

脱出した。

「学校に行ってない子の親レッテル」をはられる恐怖も、どうでもよくなった。

目の前の娘に、よりフォーカスするようになった。

いや、私がしなかったら誰がするのよ?

私が娘をサポートしなきゃどうすんのよ?

とは思いつつも

チクチクした後ろめたさもあって

その狭間でずっと闘い続けてる感じだった。

『古き価値観』と『そうじゃない考え方』

のバトルは正直

キツかったーーー😭

でも物事の考え方や捉え方の

アップデートはできる、って

心の底から思えた。

『本気』になりさえすれば。

 

そして

正義感の強い、心優しい男の子の存在で

娘も私も

随分救われることとなった。

彼は残念ながら4年生の3月に

転校してしまったが

彼がある時を境に

毎朝娘を迎えに来てくれることで

(私がたまたまこの子にダメ元で頼んだら

素直に聞きいれてくれた)

娘の心は解れていった。

学校に行っても教室には入れず

心の相談室に篭もっていた娘を

この正義感の強い男の子は

「次は算数だよ」とか根気強く

休み時間に声掛けをしに来てくれていたようだ。

彼のそのさり気ない優しさに

涙が出たことを思い出す。

 

何とか乗り切った4年生。

娘お疲れ様でした。

そして沢山支えて下さった先生や

心優しきお友達に

心から感謝。

 

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何に気づいたのか?

本を読んで

あー、これって娘にあてはまるな…

と思ったことは

前回の記事に書いた通り。

では娘の何を?というところだけれど

▪️いつも物を探している様子

「〇〇がない」「△△どこいったかな?」

▪️忘れ物が多い

学校に持っていくものを、ちょっと前まで話していたのに、テーブルに置かれたまま実際持っていってないことが何回も。

注意しても繰り返す。

▪️漢字が苦手

▪️ノートを取りづらいと言う

こんな様子が日頃から見て取れた。

救いなのは娘が自分のことをちゃんと話すこと。

私が観察してるだけでは確信が持てないところもあったのだが

「漢字が覚えられない」とか

「ノート取るのがついていけない」とか

学校での様子を聞くと娘が話してくれるので

やっぱり高い確率で、これは特質だなと思うことができた。

 

思うことができた、という表現は異質に聞こえるかもだけど

私は基本的に楽観的で、コーチングの考え方が大好き。

人は生まれながらに力を持っている、ということを前提に物事をとらえていきたい気持ちが強い。

だから

できるはずのことで

娘ができないと困っているなら、

それをまず理解して、

周りにも理解してもらって、

娘が生きづらさを感じることを

少しでも軽減してやりたい一心だったので

日頃の様子や娘の話から

早いうちに落とし込めたのは幸いだったと思う。

その後は

片っ端から関連図書を読み漁った。

子どもの頃はそんなに好きではなかった読書が

こんなにも楽しいと思えたのは

娘のおかげ。

我が子を理解するため、自分の知らなかったことを知るために読書し知識を得ることは

生涯続く学びだと思った。

そして

娘のお蔭でまた

私の世界はより豊かに、

そして多様性というものを落とし込むことが

できたと思うと

「こんな風に子どもを生んで、私ってば…」

と自分を責めることはせず、むしろ

「私を選んで生まれてきてくれてありがとう」

と思うのだ。

きっとこの人なら分かってくれる!と思って

私のところに来てくれたのだと思うと

感謝しかないし、

私のところに来てくれた子どもたちと

しっかり向き合っていくのが運命だと思うのだ。

 

もちろん

私は完璧な人間ではない。

綺麗事を並べて、偉そうなことを言える立場でもない。

イライラして当たることもある。

そんなことは百も承知。

だけどそれが私であるので

包み隠さず、子どもたちに私ならではで

ぶつかっていく。

それでいいと思っている。

それ以上でも以下でもない。

ただ

根底にある「子を思う気持ち」はブレないと

決めているし、ブレてないと自負している…

つもり笑笑笑f:id:To-The-Warm-Hearted-World:20211118233319j:image

 

 

 

 

 

気づいたきっかけ

パタパタと急遽帰省した時に

移動の時間が長いので何冊か本を持っていった。

大好きな作家さんの本含め

その時に興味を持っていたこと、

自分の中で疑問に思ったことについて書かれた本だった。

 

原田マハさんの『太陽の棘』

原泉さんの『ブレない子育て』

友田明美先生の『子どもの脳を傷つける親たち』

以上の3冊。

何年か前のことなのにはっきり覚えているのは

時間があったのと、あまりに衝撃的だったのと

思い当たる節があって、何度も何度も読んだから。

 

当時、栗原類さんが発達障がいと向き合ってますと告白し、著書を出版されたこともあって、

発達障害って何だろう?とぼやっと思っていて

「だとして、親御さんは類さんとどのように向き合われてきたんだろう?」と

親としての視点を知りたいと思って、類さんの著書より先にお母様のものを拝読。

友田先生の著書は、タイトルからしても衝撃であったが、

「子どもの脳を傷つける親ってどんなよ?」と。

自分が親にならせてもらっていろいろ思うこともあり拝読。

 

原田マハさんの作品はともかく、

読めば読むほど、

「なんでかな?これはなんだろうな?」

と娘を見て思ったことに対する『気づき』が書いてあって

娘の異変を感じてくれていた学校の心の相談員の先生に

「先生、うちの子、発達障がいの特性に思い当たるところがあるんですけど、学校ではどんなですか?」

と聞いたのがきっかけ。

先生は

「〇〇さん(娘)は違うと思うんだけどな」

と仰ったので、そうかな?と思った記憶。

 

そして新たに芽生えた思い。

それは

『娘・息子ををとことん信じ、観察し、2人が必要なことは何?と考え、子らの人生を邪魔せず

サポートすること。』

これが私の子育て方針となっていく。

 

#発達障がい児を持つ親#発達障がいは病気じゃない#苦手分野を訓練させるのは逆効果で二次障害を生み出すことに繋がる#決して甘えではない#本田秀夫先生ありがとうございます

 

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今できる!と思うことを実行してみる

そう、それは

『ブログを書いて思いを伝えること』だ。

 

短いのでも

長いのでも

読んで下さる方の心を

おこがましいけれど

何かしら動かす事ができたら本望だ。

 

『発達障がい児を持つ親』の思いや葛藤、悩み、喜びなどについて書けたらと。

なぜなら

先日、ASDの子を持つ親対象の講座を受講させて

頂き、

共に我が子の事を思いながら、悩み、もがいている母親たちの存在に救われたからだ。

自分1人では、挫けそうになりがちだからこそ

書きたい、伝えたい!と強く思うのだ。

 

私の娘はADHDアスペルガーを持っている。

息子も恐らく持っているんじゃないかと思って日々接しているが、彼の中で『困っている感』が見えないため、まだ様子を伺うかがっているのが正直なところ。

 

ただ、

その特質を持っているからとか持っていないからという理由で、私の子どもたちへの思いは何一つ変わらない。

私を母として選んで生まれてきてくれたことに感謝をし、

ただただ娘と息子を信じ抜く。

そして自立(自律)に向けて、私ができるサポートをしていく。

 

まずは意を宣ることから。

ご縁のある方々、どうぞよろしくお願い致します。

 

#発達障がい児#病気ではなく個性#発達障がい児の親同士繋がりたい#共にありたい

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