学校嫌だ…

忘れもしない4年生の2学期入ってすぐの時。

「学校行きたくない」

娘の告白は、私の感情を大いにゆさぶった。

何で急に?!

まさかの不登校?!

周りの視線…

私の育て方?

 

最初こそ

気分転換になるならと

休んでいいよ、何する?と聞いて

アイススケート」と言うので連れて行ってみた。

すると

全くもって元気にスケートを楽しんでいたから

あー、これで大丈夫、明日は行ける!

と思っていたら翌日もダメ。

その次の日もダメ。

あれ?!

リフレッシュできたんじゃないの?

有給足りるか?

会社、大丈夫か?

私は自分の不安さから

嫌がる娘の手を繋いで一緒に学校に行くことで

娘の不安を和らげると思い込もうとした。

これを数回やった。

でも泣いて訴える娘。

段々何かがおかしいと思い始めた。

 

ただ、なぜ急に学校嫌って言い出したんだろう?

信頼してた先生に

「お母さん、〇〇さん笑顔が減ってきたね」と

4年生にあがった時に言われたことを思い出した。

思い当たるのは、主人の怒り方 だ。

頭ごなしに、娘の言い分を聞く前に

決めつけて怒鳴る。

そして、私の中で確証はなかったけど

もしかしたら娘の持つ特質のことで

嫌な思いをしたのでは?と。

だから余計に、特質のことは

理解を示してもらいたい、協力してやってほしい

という思いが強かったかも。

 

でもつい先日娘がサラッと言った:

小4の時

急に『〇〇を無視しようって誰ソレと誰ソレが言ってたよ』って教えてきた子がいた。

それがショックだったから泣いた。

そしたらみんな謝ってくれたけど

もう行きたくないって思った。

(小4時の話。娘現在中2)

 

はー?!

初耳なんですけど?!

でも

イジメみたいなのを受けて

「私虐められてる」と

親には言えんよね…

私もそうだっだし。

ごめんね、娘…辛かったね…

 

でも

吐き出してくれて良かった。

変な「しこり」となって残って

辛い思いをし続けるよりかは。。。

 

この小4事件時はまだ

心療内科にはかかっていなかった。

ただ、

天真爛漫で

いつも明るく笑ってた子が

学校嫌だと泣いて訴え

余程のことがあるのかも、と思い始めていた。

そして数ヶ月ほどしてようやく私は

「学校に行かなくてはいけないマインド」から

脱出した。

「学校に行ってない子の親レッテル」をはられる恐怖も、どうでもよくなった。

目の前の娘に、よりフォーカスするようになった。

いや、私がしなかったら誰がするのよ?

私が娘をサポートしなきゃどうすんのよ?

とは思いつつも

チクチクした後ろめたさもあって

その狭間でずっと闘い続けてる感じだった。

『古き価値観』と『そうじゃない考え方』

のバトルは正直

キツかったーーー😭

でも物事の考え方や捉え方の

アップデートはできる、って

心の底から思えた。

『本気』になりさえすれば。

 

そして

正義感の強い、心優しい男の子の存在で

娘も私も

随分救われることとなった。

彼は残念ながら4年生の3月に

転校してしまったが

彼がある時を境に

毎朝娘を迎えに来てくれることで

(私がたまたまこの子にダメ元で頼んだら

素直に聞きいれてくれた)

娘の心は解れていった。

学校に行っても教室には入れず

心の相談室に篭もっていた娘を

この正義感の強い男の子は

「次は算数だよ」とか根気強く

休み時間に声掛けをしに来てくれていたようだ。

彼のそのさり気ない優しさに

涙が出たことを思い出す。

 

何とか乗り切った4年生。

娘お疲れ様でした。

そして沢山支えて下さった先生や

心優しきお友達に

心から感謝。

 

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